なごや・なかむら エツゾウ映画館No.14
EFFEE(えふぃー)です。
本日2月22日は、またまたエツゾウ映画館の日。近頃本当にこの日が楽しみで、同朋大学Doプラザ閲蔵のDoホールに行ってきました。
今回は、通算第14回(随分回数を重ねてきたんですね)、2009年の第一期韓国編2の第2回目でした。男優をテーマにしてユ・スンホ主演、イ・ジョンヒャン監督作品『おばあちゃんの家』(2002年)が上映されました。
男優ユ・スンホといっても、イ・ビョンホン、チャン・ドンゴンやウォン・ビンのようなおばさまに人気のある男優というのではなくて、この『おばあちゃんの家』では7歳の子役として出ています。最近では、ペ・ヨンジュンの『太王四神記』にペ・ヨンジュンの子ども時代役として出ていたので、ご存じの方もあるでしょう。
そんな通な設定だったのですが、この映画すばらしかった。後半、あちこちからすすり泣く声。僕もおもわず目を潤ませてしまいました。
物語は、母親と二人でソウルで暮らしているサンウが、夏のある日、母親の都合で田舎のおばあちゃんの家にあずけられ、都会暮らしのわがままな子どもが、耳も聞こえず字も読めず、言葉を話すこともできない老女と二人で、まったくすれ違った生活をするというものです。ユ・スンホも良かったのですが、おばあちゃん役のキム・ウルブンという老女が、チマチョゴリともんぺの粗末な衣装で山をゆっくりと歩く後ろ姿が、とても悲しげで印象的でした。
おどろいたことに、ユ・スンホ以外の配役はすべて一般民間人で、このキム・ウルブンも、舞台になっている村の住民だそうです。この老婆は自然の一部のように扱われていて田舎の風景そのものなのですが、実際にそうした人生を送っている人にしか表現できない眞実をもっているように感じました。
サンウ(ユ・スンホ)は、この老婆を馬鹿にし、田舎を毛嫌いしながらも、やがておばあちゃんの大きくて優しい本物の力に目覚めていきます。またこの展開が実に自然で、そして悲しいのです。
みなさん是非この映画鑑賞してみてください。お勧めです。
次回は3月22日(日)『秘花〜スジュンの愛〜』(2000年韓国、ホン・サンス監督作品)だそうです。セレクトして下さっている連城三紀彦さん、李相美さん一押しの映画です。彼らの選択に間違いはありません。奮ってご参加ください。
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