日中台韓『花より男子』比較研究?
広州からレポートして以来なので、半年ぶりかな?ご無沙汰してます。
今年の夏は「家庭の事情」で日本を離れられなくなり
、この一ヶ月あまりどこにも行かずにずっと名古屋で過ごしていました…。
でも、おかげで収穫もありましたよ。
そ・れ・は…、各国版の『花より男子』を比較研究することができたことなんです。
2001年に台湾で『流星花園』のタイトルでドラマ化されて以来、アジアの各国で大ブームを巻き起こした『花より男子』というコンテンツは、日本でも「逆輸入」のような形で05年と07年にドラマ化され、大ヒットしたのは皆さんよく御存知だと思いますが、今年とうとう1月に韓国、8月に中国でリメークされるに至ったのです。
夏休み特集としてテレビでオンエアされていた韓国版と日本版に加え、中国版のDVDを手に入れることができたので、元祖台湾版を含めて4種類を見比べてみたんだけど、いやあ、「中国でこんなドラマが容認されるようになったなんて…」と、感動すら覚えてしまいました。
韓国ではここ数年、『白い巨塔』などの成功に見られるように、日本由来のコンテンツを正式なルートでリメークすることが常態化してきましたが、中国において若者向けのドラマを「リメークだ」と公言して製作をしたのは今回が初めてなんじゃないかな?
しかも舞台はエリストン商科学院というお金持ちの通う名門私立大学。キラキラしたブレザーの制服まであるんですよぉ。(現実にはありえねぇっつーの!)
さすがに中国では財閥などの存在はNGなので、いわゆる「F4」の家は現代の起業家、成功者ということにはなっているものの、お金持ちのお坊ちゃまたちが優雅に車を乗り回す世界を堂々と描くことに、当局の横やりが入らなかったことが驚きです。(タイトルだけはなぜか『流星花園』という名を使わないようにという「指示」はあったらしいですけどね…。)
台湾版の『流星花園』が中国でオンエアされて大ヒットした時に、その悪影響を恐れて放送禁止の措置が取られたのは、まだほんの7,8年前のことなのに…。うーん。
韓国版でもそうでしたが、主要な人物設定やエピソードは基本的にはきちんと原作に則り、且つ、オリジナリティをどこで出すかを意識して作っているのが、はっきりとわかります。ネットの功罪はあるものの、こっそりパクって同じようなものを作ったところで、情報を共有できるようになった視聴者の目をごまかせない時代になったのは事実で、制作者側の意識がそれだけ高まったといってもいいとは思います。
すでにネットではどの国の配役が最も優れているかなんて論争が国境を越えて起こっていますが、個人的にはやはり台湾版に愛着がありますね。ワシにとっては、『花男』というドラマを通じて時代の移り変わりを改めて認識する夏になりました。
さあ、もう新学期ですね。学生の皆さんもいろいろ自分でおもしろいものを見つけて、実りの秋にしてください!
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