世界が変だ
EFFEE(えふぃー)です。
近頃新聞を見るたびに、割り切れないイヤーな感じがする。何かすっきりしないのだ。どこかに燻り続けている火種が、どうやっても見つけられない。隔靴掻痒の感があるのだ。
先日北京オリンピックの開会式でのCGや少女の口パク問題について書いた。その後ししぞうさんが言ったように、見栄や体裁、国家的名誉を重んじるのは中国のスタンダードであるらしい。否、それはいまやグローバル・スタンダードになってしまっていて、意図された企画通り事柄が進行するようなフィクショナルな虚飾をすることは国際的な常識になっている。
今日の新聞一面の第一記事は日本ソフトボールチームの悲願の金メダル獲得。これには僕も心から感動した。400球を超える上野投手の激投は涙無くして語れない。それは確かにそうなんだけど、その傍らに小さく扱われていたチベットでの民衆虐殺の話題。これはダライ・ラマの談話で、彼も真偽はまだ確かめられていないとしているのだが、もしチベットで住民が中国当局によって140名も殺されたとするなら恐るべき大問題だ。ダライ・ラマの談話が虚言に過ぎないというなら一面に載せなければいい。載せるなら、なぜもっと熱意をもって攻撃的な取材をしようとしないのか。同じ日、パキスタンでは100名程の犠牲者がでる爆弾テロがあったらしいし、グルジアへのロシアの進行はまだ解決していない。こうした記事は、2面、3面の扱いになる。
考えてみれば、中国製輸入餃子の毒物混入事件についての新事実を、日本政府はサミットが終わるまではと隠蔽し、その後も、北京オリンピックの祝賀として追求を怠っている。あれほど強気に中国の反人権主義を避難していたフランスの若き大統領は、おめおめと笑顔で北京オリンピックの開会式に出席した。竹島問題に怒り心頭の風情で帰国した韓国の中日大使は、特に何らかの進展があったわけでもないのにいつの間にか日本に帰ってきている。ロシアのグルジア侵攻は北京オリンピックの開会式に重なって、各国の首脳が顔つき合わせていたにもかかわらず、この問題で口角泡を飛ばすような論争をして喧嘩沙汰になったということを聞かない。みんな見栄と体裁と国家的名誉のために何かを演じているのだ。
せめてマスコミにはもう少し気骨ある取材をして欲しい。本当に今必要な情報は何なのか。明らかにしなくてはならないことは何なのか。商業主義の悲しいところで、ほとんどのマスコミは、何ら専門的な知識もなく口数だけは多いタレントと一緒に北京のオリンピック会場を徘徊し、メダリストにくだらない質問を繰り返している。そんな虚飾に満ちた感動演出のために力を使い尽くしてしまって、チベットに目を向けるエネルギーも能力も無くしてしまっている。
さて僕はどうするべきか。僕は図書館に行こうと思う。こうなっては、僕を助けてくれるのは、商業主義に依らない正しい知識だけだと思う。ちゃんとした知識によって、きちんと判断できる自分にならないと、グローバル・スタンダードの攻撃に流されてしまうからだ。図書館にはたくさんの宝物が埋まっている。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 日中台韓『花より男子』比較研究?(2009.09.23)
- 明日は元宵節!(2009.02.08)
- ヨン様にスキャンダル発覚!?(2009.01.20)
- センター試験だぁ!(2009.01.18)
- 新年は映画から!!エツゾウ映画館09もよろしくね。(2009.01.04)

コメント