もうすぐお正月?
ししぞうだがね。今回も上海便りです。
もうすぐお正月というと、「えっ!」と思うかもしれないけど、これは旧暦の話。前にも話題にしたかもしれませんが、中国では季節の行事は旧暦で行うのが通例となっています。今年は2月7日が旧暦の1月1日にあたるので、今はまさに春節(お正月)を迎える準備で大忙しの時期。最近ではクリスマスも(新暦の)カウントダウンも賑やかに祝うようになったけど、それはあくまで前哨戦で、これから2週間後に迫った春節が本番!といった感じなのです。
今年は北京オリンピックイヤーなので、春節とともにオリンピックも盛り上げようというキャンペーンを国を挙げて行っているのだけど、上海では若干雰囲気が違って、オリンピックよりも更にその2年後、2010年の上海万博の方に重点が置かれている感じなんだよね。
これは何か知ってるかな?実は、12月に発表されたばかりの上海万博のマスコットのストラップなんだよ。「人」という文字をデザインした「海宝」(ハイパオ)くんというんだけど、発表されたとたんに賛「否」両論で、コ●●ームに似ていて恥ずかしいなんて声も聞こえてきます。モリコロの方がかわいかったよねぇ。
上海万博(上海世博会)は、5年おきに開かれるBIEのいわゆる「登録博覧会」としては愛知万博の次に当たるもので(今年開催されるスペインのサラゴサ博は「認定博」)、そのテーマは「城市,譲生活更美好(Better City,Better Life)」です。
わかりにくいと揶揄されながらも、あえて「自然の叡智」による持続可能な社会の創生というテーマに取り組んだ「愛・地球博」には、素朴な成長神話を経験した後の、屈折した現代社会が表現されていましたし、「水と持続可能な開発」というテーマを掲げたサラゴサ博もその延長線上にあるように思います。
が、それらに比べると、上海万博のテーマは何とまあ「ストレートな」表現であることか…。つい「人類の進歩と調和」をテーマとした1970年の大阪万博のことを思い出しちゃったのだけれど(トシがばれちまうなぁ)、「街が、生活をよりよくする」なんてことを自信満々に言えてしまうところが今の中国なんだろうねぇ。
でもね、実際に上海の街を歩いてみると、新しい高層ビルが次々と建ってはいるものの中はガラーンとしていたり、数年前は賑わっていた最先端のオシャレなスポットに最近は空き家が目立つなど、必ずしも成長主義がうまくいっていないところが見られます。ほころびには目をつむってあくまで成長主義を貫いていくのか、立ち止まって方向修正を図っていくのか、ここ2,3年の中国の処し方には注目したいですね。
次はまた春節に。
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